第1期

■第1回 H21年11月    

 

挨拶


発表者  米澤 大地  

某歯科雑誌の症例からみる矯正治療の誤り

釜田博史先生     

基礎診断法

下間 一洋先生  

ワンポイントアドバイス 分析 Downs法

 

■第2回 H22年1月  

 

発表者        
松野 茜先生 

終了症例1症例  インプランと矯正 アダルトClassⅡ

田中 芳人先生  

相談症例 2症例 アダルトClassⅡ4444抜歯終了後

上顎リトラクション終了後 ClassⅡで下顎にスペースが残ってしまった状態での治療途中矯正の資料採得について

 
第3回 H22年3月4日 

 

発表者        
19:00~20:00  原 隆史先生  

相談症例 (発表約20分 ディスカッション40分)

20:10~21:10  蓮池 一晃 先生  

症例  (発表約20分 ディスカッション40分)

 

終了症例 ClassIの症例について、患者さんが初診で来院した時から、資料採取、

診断 ClassI症例で陥りやすい問題点

                 
■第4回 H22年5月13日 

 

発表者
19:30~20:30 下間 一洋 先生  

ワンポイントアドバイス『プロフィログラム について』


ANBの値はS、N、A、Bそれぞれの前後的、上下的位置により大きくでたり

小さくでたりする場合がある。
ANBの値とプロファイルに大きなズレを感じる場合にはプロフィログラムで確認を

行う必要がある。

 

患者のプロフィログラムが基準値から大きく逸脱している場合にはその部位について、原因を考察し、必要に応じて補正を行う。
通常、プロフィログラムの重ね合わせは、S点を原点としてFHと平行な線で行う。

しかし、例えば、SNが長く、A点、B点ともに前方に位置するような場合には、
Nを原点として重ね合わせ、A、Bの位置の異常を確認することも有効である。 

20:30~21:30  

梶原 啓弘 先生  

 

相談症例 2症例
①Adult classⅡ 鐫鍼、鏖鑠抜歯、 インプラントアンカー使用
② Adult classⅡ 鐫鍼、鏖鑠抜歯

●インプラントアンカーについて、使用する必要があるか?
目的(固定、圧下、リトラクションetc)、タイミング、埋入位置(近遠心的、垂直的)について熟慮する。

●抜歯部位の選択について
・ 必ずしも抜歯部位は左右対称である必要はない。
・ 抜歯部位が左右非対称な場合、術前に顔貌に対する歯牙の正中の位置を確認しておき、そのズレを考慮する。
・ 5抜歯の場合、6が近心傾斜してくるため、ブラケットのポジションをあらかじめ近心に傾斜させてつけておく。


● 下顎前歯のレベリングは唇側の骨の厚みをよく確認しておき、あくまでラウンドワイヤーで根尖を中心にふわっとたてる。
叢生がない場合でも下顎前歯にいきなりブラケットをつけるのは危険である。

                        
■第5回 H22年7月15日(木)

 

19:00~20:00 

田中 宏幸 先生  

終了症例 1ケース 『ゴールの設定がないまま終了した症例』 

Adult classⅡ、鏝先天欠如錚鐫、鏗鑛Ext
・ 治療前に抜歯部位について熟考する必要がある。
Adult classⅡのケースにおいて鑛の抜歯を選択すると、Ⅰ級の構築は非常に難しくなる。 
・ 鏝先天欠如であるこのような症例において、欠損側の鏈も抜歯してしまうと最終的に下顎前歯は3insaisalとなり、前歯のカップリングを確立するのが困難となる。 
・ このような場合、鑄を鑒、鑛を鑄とみなし、欠損側の鑛が抜歯されたと考えて治療を行う。
その場合、歯牙の形態修正が必要となる。

20:10~21:30   

林 清誠 先生 
相談症例 2ケース


『小児矯正後の開口症例』
・舌癖の改善を図るには、ワイヤーの先端がとがったタングスパーでなければならない。
舌がスポットに納まるよう、基本的に下顎につける。
・タングクリブは先がとがっていないため、弄指癖の改善にはつながるが、舌癖の改善にはならない。                      
・ Open bite は6割のケースで後戻りが生じるといわれている。
治療前にしっかり伝えておく必要がある。
・ Open bite は治療過程において、前方が閉じても側方が開いてくることがある。

『右側3番欠損症例』
 Adult classⅡ、錣先天欠如            

・ Ⅱ級の場合、残存歯の状態にもよるが基本的に鐫鑠 抜歯を選択する。
・ 鐵欠損のため、やむなく鐫を鐵の代わりとして用いる場合には側方運動時に鐫の舌側咬頭が邪魔になるため、抜髄をしなくてはならない。
また、歯冠長が鐵よりも短いため、ブラケットを深めにつけて挺出させる必要がある。 
・ 鐵にインプラントを用いた場合と、鐫を鐵として用いた場合の予後の良否について今のところコンセンサスは得られていない。       
                   

第6回 H22年9月9日(木)

 

19:00~20:00  

大森 有樹 先生 

『成人Ⅱ級症例』
・Ⅱ級における抜歯部位の選択について
・矯正治療前のペリオのコントロールについて

20:00~21:00    

原 隆史先生

『成人Ⅱ級症例』

・臼歯関係の診断の重要性について臼歯のclass関係の診断を誤ると前歯部のカップリングがえられなくなる。                         

『錢鐶先欠、鈩閖残存症例』
・永久歯が先欠で乳歯が残存している症例において、残存乳歯の形態修正を行い咬合の安定を図る。
将来的なImplantの埋入も考慮に入れておく。